allを使いこなしたい!! この単語の意味を整理しよう

そんなに単純じゃなかったallという単語

「すべて」「全体」を表す単語ですが、学習を進めていてそんなに単純な単語ではないと認識しました。

この単語を理解していないために生じていたのは、

  • 意味をしっかり理解して使えていなかった
  • 誤って使っていた

と言うことです。

娘にも語りかけをしながら英語学習をしている身としては、基本動詞もそうですし、最近では可算名詞・不可算名詞などにも意識して取り組んでいます。

このallについても、深く学びたいと思い、こちらの記事をまとめました。

加えて、数量関係について学びたい場合、あわせて覚えた方が良い、all, most, some, any, no/none/not+anyについてもまとめています。

脳外OTママ

ぜひ最後まで読んでみてください。

allその意味を知る

allの基本を知ろう

脳外OTママ

allは「すべて」「全体」を言いますが、この単語の使い方は簡単ではありませんでした。

もしあなたが「野菜全部が好き」と言いたい場合はどうしますか?

  • I like all vegetables.

こんなふうにいうのではないかと思います。

では、これを「野菜全部が嫌い」と言いたい場合はどうしますか?

  • I don’t like all vegetables.
脳外OTママ

伝えたいことと違う気がする…

allという単語を使った文の否定はallを否定します。ですからこの文は「野菜全部が好きなわけではない」「嫌いな野菜もある」という意味になります。これでは、全部あるいは全員が嫌いという意味にはなりません。

「野菜全部が嫌い」ならばこのように表現すればいいです。

  • I don’t like any of vegetables.
脳外OTママ

全部がそうではないと言いたい場合は、allは使えないと覚えておくと良いです。特にallを否定で使うときには気をつけないといけません。

例文で理解を深めよう!!

  • Not all residents like the politician.

すべての住民がその政治家を好きというわけではない。

  • Some residents like the politician and some others don’t.

いくらかの住民はその政治家が好き、いくらかの住民は好きではない。

ですから、先ほどの「全部がそうではない」と言いたい場合は、このように表現すると良いですね。

allの否定文には要注意!!

ポイントは二重否定にしないということです。

  • I don’t like none of vegetables.

理由としては、allと否定文を組み合わせたとき、これが転じて肯定の意味になってしまうからです。ややこしい表現は避けた方が無難です。

一緒に覚えたいeveryとall

このように表現すれば、everyとallを使った場合は意味は一緒

  • every house in the street is the same

every house in the street =all the houses in the street

every + 単数形名詞

everyのあとは単数の名詞がきます。every summer. every country, every city…と表現します。

all + 複数形名詞

allの場合は、everと同じ意味をなすのですが名詞の扱いには注意が必要です。

  • 特定のひと・ものになります
  • それは複数形で表現されます

ですから、every this summer, every the countries, every the city…という表現になります。

  • Every student in the class passed the exam.
  • All the students in the class passed the exam.
  • Every country has a national flag.
  • All the countries have a national flag.

これは同じ意味になります。使う際には、上記のポイントに注意し、それに合わせてbe動詞、一般動詞を選択していきます。

allと一緒に覚えたい数量関係の表現

allと覚えたい表現は?

allと一緒に覚えてしまった方が良い表現がいくつかあります。のちほど関連記事も紹介していきます。こちらも合わせて学習することをおすすめします。

今回覚えたいのは、all, most, some, any, no/none/not+anyの表現です。

脳外OTママ

all, most, some, any, no/none/not+anyをイラストで表すとこんな感じです。

脳外OTママ

この数量関係の違いをしっかりイメージした上で、次の表現の仕方に気をつける必要があります。

このようにofがつかない場合は、そのあとに名詞がつきます。ofがつく場合は、そのあとの名詞が特定されたものやひとになっているのがわかりますね。all of the…については、ofがあってもなくてもOKです。

脳外OTママ

この違いは覚えておきたいですね。

例文で理解を深めよう

  • We can’t find anywhere to stay. All hotels are full.
  • We can’t find anywhere to stay. All of the hotels are full.

どちらも同じ意味になります。ただし、all of the hotelsでも、all the hotelsでもどちらも正解です。

  • Some classmates never stop talking during homework time.
  • Some of the classmates never stop talking during homework time.

どちらも同じ意味になります。全員ではないけど、いくらかのクラスメートは自習のときにお話を止めることができません。

  • None friends are married.
  • None of my friends are married.

ofをつけるときは特定のものやひとでしたね。どちらも意味は同じで、友達はみんな結婚していない=友達はみんな独身だ、ということです。

  • None of my friends are married, I’m not.

このように言えば、みんな結婚していないけど、わたしは結婚しているという意味になりますね。

脳外OTママ

このくらいのレベルになると、ディズニー英語システムではライム・イエローで扱っていますね。だから、しっかり使えるようになりたいと思います。

「それだけ」「それですべて」でallを使う場合

allはonly、つまり、「それだけ」「それですべて」という意味でも非常に使います。この意味の場合、all 主語+ 動詞という形をとることがほとんどです。

  • All I want is money.

欲しいもののすべてはお金。=欲しいもののすべてはお金。

  • All I know about him is that he is salary and that he lives nearby.

わたしが彼について知っているのはサラリーマンであるということと、近所に住んでいるということだけです。

脳外OTママ

この使い方もしっかりマスターしたいですね。

関連記事はこちら

脳外OTママ

この記事は今回のallに関連して使えるようになったら良いと思う内容です。意味の「本質」を理解するのが、使えるようになる近道だと感じています。