2回目のGLOBAL CROWNのレビュー記事はすこしネガティブな内容も加えます
こちらの記事はオンライン英会話のGLOBAL CROWNのレビューです。
前回はベタ褒めのレビューでしたけど、今回はネガティブな内容も含めてしっかりレビューしたいと思って記載しました。
このような内容についてまとめています。今後、オンライン英会話のレッスンを受ける方の参考になればと思います。
採用率10%の厳しい基準
GLOBAL CROWNの先生採用では「子どもにモテるか」、子どもたちと楽しくレッスンができるかどうかを何より重視しています。流暢な英語を話せる、大人にビジネス英語を教えた経験が豊富という場合でも、それだけでGLOBAL CROWNの先生として採用することはしません。
GLOBAL CROWN ホームページより引用掲載
GLOBAL CROWNのサイトにはこのように記載があります。
日英のバイリンガル講師で、オンライン英会話にはじめて臨む子どもたちには良いのではないかと思います。ただし、小さいお子さん向けじゃないと感じる先生も中にはいらっしゃいます。
先生が若くてかえってデメリットになることも
2か月近く受講してみてわかったのは、先生の平均年齢がすごく若いんです。20歳前半ということもしばしばありましたね。
子どもウケは良いかもしれませんが、子どもを育てたり、子どもの成長に携わったことが少ないあるいはイメージがしっかり描けていない、と感じる先生も数人いらっしゃいました。講師の先生を選べない分、技術的な差が明るみになってしまうのですね。
たとえば子どもがレッスンから脱線しそうになったら?
子どもが脱線しそうになったとき、注意をひきつけられるかどうか? という問題がありますね。ある先生は子どもをひきつけて会話を引き出すのが上手だけど、そうでない先生は子どもが返事をしなかったり、すこしでも脱線したりすると「子どもが集中できなかったせい」としてしまう方もいらっしゃいます。
子育てとしてはまだ4年半ですけど、これまでの17年近くの作業療法士という生活をみる専門職として働いてきました。うち、大学病院時代は小児科でも診療してきました。その経験から得た考えでは、後者は理由として「ない」ですね。
あまりにも脱線がひどくレッスンがそもそも成立しない場合は除きますよ。
ましてやレッスン中にそれをうまくサポートできなかったにもかかわらず、「レッスンがやりにくかった」「子どもが初めから集中していなかった」とレッスン後のコメント欄に記載するのは、子どもを相手にする仕事をする上でどうなんだろうと思いました。
しかもそれは保護者が見るコメント欄です。娘が直接このコメントの全文を読むことは今のところないのですが、これ読んだら落ち込むよな、って内容も2回ほどありました。
対価を払う以上、親側もレッスンが楽しく受けられるようにサポートをしますし、レッスン開始時期を見計らいますが、レッスンを提供する側にも配慮してほしいと感じるところです。
4歳児に文法的なところを説明してもどの程度理解できる?
もうひとつのケースは、文法的なことを日本語で説明する先生です。わたしの子どもは4歳です。それは難しくて理解できないと思います、という内容を娘に説明し始めたときはどうしようかと思いました。
やはりこの問題も、採用基準に幼児への英語の教え方がどの程度教育されたかと、子どもとこれまでどの程度関わってきたかどうかという経験が関わってくるところなのだろう、と感じました。
レッスン中に記録用のメモをとるのはやめてほしい!!
レッスン後の記録に書くためだと思いますが、レッスン中に子どもと練習した内容をレッスンの最中に書くのはやめてほしいと感じました。明らかに「紙に書いているんです」。親のわたしが記録するならまだしも、レッスン中の先生が書いているのです。
そのため、会話が途切れ途切れ、先生が書く作業をしているため子どもが出している重要なサインをキャッチできていない、ということが起こりました。
書く作業をしている分、時間のロスです。当然レッスンの進み具合も歯切れが悪くなります。
この対応は残念だなあと感じましたね。事務局にお願いした方が良いかなあと感じたケースでした。
カリキュラムのあるレッスン内容をどれだけ盛り上げられるか?
カリキュラムがおおむね決まっている分、先生がアレンジできる技量があるかどうかはかなり分かれ目だと思いました。
退屈になりがちな内容をどの程度興味を引き付けられ、受動的な発話から能動的なものに切り替えることができるかです。
わたし自身もオンライン英会話を受講中です。その体感では、カリキュラムのあるレッスンでも定型文のロールプレイは実践的な会話よりも少し記憶に定着しにくいな、と感じることがあります。
できれば生きた会話をしてほしくて、バイリンガルの先生のレッスンを受けたいという希望があるで、このあたりは、カリキュラムに終始せず、柔軟に英語で声をかけてくれたら嬉しいなと思います。
先生へのコメントはそのときの忙しさによりしっかり書くときと書かないときがありますが、正直にレッスン後の満足度はチェックするようにしています。星が最大4つで評価することになるのですが、2つ以下を付ける場合は、事務局へその理由をコメントしてくださいという欄が出てきます。問題点を修正したいという試みなのかもしれませんね。
先生が選べないことによる最大のデメリットは?
子どもにどうしても合わない先生が必ずいるということですね。
GLOBAL CROWNには相性マッチングがあるようですが、20回以上レッスンを受けて、相性が抜群に良かった、あるいは良かった先生が7割、合わなかったなと感じた先生が3割です。もしかしたら、これはまだいい方なのかもしれません。
大人のわたしがオンライン英会話でレッスンするときも、固定の先生以外を選んだ場合、この違いは少なからず感じますから。この先生の発音は聞き取りやすいし、キューもキャッチしやすいなと感じることもあれば、そうでないときもあるわけです。
この先この割合がどのように変化していくか、気になるところですね。
複数の先生と英会話のレッスンをすることは大賛成!!
GLOBAL CROWNでは、英語をコミュニケーションツールとして”誰とでも英語で会話ができる”状態をゴールとして習得していただきます。「特定の先生の英語しか聞き取れない」「特定の先生とでないと緊張してしまう」ということにならないよう、複数の先生と英会話の練習をすることも重要です。
GLOBAL CROWN ホームページより引用掲載
このように講師の先生が選択できない理由について説明されています。
わたしもこの点にはとても賛同しています。ネイティブの発音にこだわっていないのもこの理由があります。まず英語でママ以外の人とも会話することを楽しんでほしいと言うのが願いですね。
事務局の対応はとても良いですが…
GLOBAL CROWNの事務局の対応はとても良いです。お問い合わせをすると、その日もしくは翌日のうちにお返事がきます。
事務局の対応はメールでおこなうのですがとてもわかりやすく書かれています。
しかし、お願いした内容が、必ず講師の先生が実践できるかというと話は別です。
例えば、わたしが最近お願いしてみた内容は、レッスンでの日本語の割合を減らしてほしいというものがありました。母国語方式で英語に触れてきた娘は、かえって日本語と英語を交えることで、わかりにくくなっていると感じることや英語モードになれないということがしばしばあったからです。
ちなみに娘の反応は圧倒的にほぼオールイングリッシュで進めてくれた方が断然良いです。発話も一気に増えますね。
そう感じたので、GLOBAL CROWNにこだわらず、他の日本人以外の先生とのレッスンももうちょっと体験してみてもよかったかもしれないなあと思ったわけです。
そこで先ほどの依頼をしてみたのです。
でも、これをかならず講師の先生が目を通しているかどうかというと、「確認できていなさそう」と感じる先生もいます。もしくは、日本語でレッスンを進めるクセがあって、それが切り替えられないのかもしれませんね。
こればかりは、ランダムで講師が決まるので我慢だなあと思っていました。(後述)
最終的に3か月の利用で退会を決断!! その理由は?
少し赤裸々に幼児のオンライン英会話の実際について書きました。ここからは後日談です。
わたしの方から要望を提出し、事務局から提案がありました。わたしの要望を講師に伝達し、共有するよう働きかけていたとは思いますが、反映されないことにもどかしさを感じました。こればっかりは講師の技術力によるところなので、「どうしようもないかな」と諦めがつきました。
退会を決断した直前くらいは、反応が良かったもしくはふつうが5割、イマイチだったが5割程度で経過しました。会話のパターンもほぼ変わらず、説明のあとに日本語での補足が毎回ついてきました。毎回違う先生になるので、このようになってしまうのは仕方ないですね。そして、マッチングがうまくできていたのかどうか、定かではありません。
何ごとも失敗しながらだと思うので、今回挙げたネガティブなレビューの内容が、必ずしも毎回マイナスに働いているわけではないということは書き留めておきたいと思います。
親としてできれば子どもには良い環境をと思って頑張ってしまいますが、何事も失敗しながらですよね。
引き続き、新たな記事にて最新の娘のオンライン英会話の状況や無料レッスンなどの情報を掲載していこうと思います。
GLOBAL CROWNを母国語方式でおうち英語をやってきた子どもが受講する場合の注意点やポイントは?
オールイングリッシュでのレッスンを依頼しても、講師の技術力によっては日本語が入ってしまう可能性があるということを覚悟しておいた方がよいかもしれません。
週4回のレッスンでも他社の子どものオンライン英会話と比較すると料金が高めです。それを許容し、かつ上記の内容が受け入れられ、子どもの反応が良い場合は、候補のひとつに挙げても良いと思います。
GLOBAL CROWNを受講してみてわたしが気づいたポイントは、金額に見合うだけのレッスンを受けられていたかどうかです。講師が代わる代わるで技術力に差が出ることは、かなり大きな問題でした。
無料レッスン後にさらに継続を検討する際はこの点を念頭に置いておいた方が良さそう!!
良いことばかりじゃないです、幼児のオンライン英会話。波もありながら成長していってくれることを願い、こちらの記事を公開します!!