未就学児がオンライン英会話デビューする上で、配慮すべきことやポイント! PART1

段階的ステップでオンライン英会話デビューしましょう!!

こちらの記事は「未就学児がオンライン英会話デビューする上で、配慮すべきことやポイント! このレポートを参考にスムースにオンライン英会話デビューしちゃおう」というコンセプトで作成しました。

完全オリジナルのどこにでもあるような内容ではありません。作業療法士という生活を見る専門職で17年間働いてきた経験と知識も動員しています。

さらに、わかりやすくするため図も加え、さまざまな視点から、まとめたレポートになっています。気持ちよくお子さんがオンライン英会話に取り組めるヒントになればと思います。

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英語が苦手な大人がオンライン英会話に突然デビューしようとしたら、どんな反応をしますか?

突然ですけど、こんな話題を最初にしてみようと思いました。子どもにオンライン英会話をデビューさせる前にまずはこれを考えてみたらどうかなって思ったのです。

かくゆうわたしは、夫がNative Campをやりながら、何度も「そろそろママもオンライン英会話デビューしようよ!」と誘われていました。

夫の会社は、10回/月レッスンを受けるとNative Campの受講費を支給してくれるシステムになっているんです。

家族会員でやれば、それほどコストもかからずわたしもオンライン英会話デビューできるというわけです。

しかし、わたしは1年以上断ってきました、笑

「話せない」「絶対無理!!」と言って拒絶してきました。

というのも、オンライン英会話=中級レベル以上の方がやるものだというふうに認識していたからです。しっかり知識のある方、CEFRでB1、B2以上、英検で2級〜準1級、TOEICで790-1300の方たちです。

そして初対面の方とお話しすることに抵抗を持っていたんですね。(でも仕事では初対面の患者さんでも積極的に話しながら治療してますし、講演会でも講師の仕事はしています、笑)

でも、やり方を変えれば、わたしにもできたんです!! 確かにすこしコストのかかる方法ではあったんですけど、英語で話すのが楽しいと思えるようになったんです。こんなふうに変化できたのだから、おもしろいですよね。

脳外OTママ
脳外OTママ

この心境変化については次回記事にコラムとして掲載します

それで、これはきっと未就学児のお子さんでも、それ以上のご年齢のお子さんでもそうなのではないかと思ったんです。

こちらの記事では最近の4歳娘の成長についてレポートしてます!

このレポートの着眼点としては、こんなことがあると思います

子どもの英語能力 : 十分なインプットがなされ、発話も出てきているか

子どもの心理状態 : レッスンを受けることに同意してくれるか、楽しんでくれるかどうか

環境設定 : オンライン英会話スクールの選定、レッスンを受ける環境

親の関わり方 : 子どもがレッスンに不安を覚えたときどうサポートするか、子どもがレッスンに乗らないときどうするか、レッスン前・後はどんなことを手伝ってあげたら良いか

親の心構え : 対価を払ってレッスンを受けるのはこのタイミングであっているのか? レッスンに何を期待していくか、どのようにステップアップを目指すか? など

脳外OTママ
脳外OTママ

このポイントについては、オンライン英会話のレッスンを受けられる前に振り返ってみるとよいと思います。

3段階ステップで臨む未就学児のオンライン英会話レッスン

3段階ステップのイメージはこんな感じです

オンライン英会話を2歳6か月のときから娘が挑戦してきて感じたのはこの3段階ステップが必要ではないかということです。

  • 導入前期は、オンラインの環境を学ぶ時期です。未満児レッスンを受けたりもしているような時期です。
  • 導入後期は、オンライン英会話スクールの無料体験を受講したり、スケジュールを組みながら定期的にオンライン英会話を開始するような時期です。
  • 実践期は、オンライン英会話が習慣化させて、安定してレッスンを受けられる時期です。

矢印の太さは、レッスンの量をあらわしています。

一般的にオンライン英会話は3歳以上からはじめますが…

一般的にオンライン英会話は3歳以上から、となっています。

でもある日突然、3歳になったからといって、みんながみんなオンライン英会話レッスンを受けられる状態ではないのですね。これが現実です。

多くのお子さんはじっと座っていることはできないでしょうし、動きたくなります。それに初めて会う相手に警戒することだってあるでしょう。我慢してくれているだけで、「なんでこれしなきゃいけないの?」って思っているかもしれません。だって、オンライン英会話をする「動機」が本人のなかにないことだってあるんです。

娘のあやちゃんのオンライン英会話レッスンについて

さて、娘についてお話しすれば、4歳になって実践期に入ってきたのではないかと感じています。

それまでは頻度も少なかったし、無料体験などをしていて、どちらかというと環境調整やわたしのためのレッスンでした。オンライン英会話を始めたのが2歳6か月ですから、すでに1年6か月が経過しています。これを知ると、効率が悪く感じる方もおられるでしょう。

こちらの記事は娘が最初に受けたオンラインレッスンのレビューです

インプットとアウトプットの比重について考えてみましょう

次に考えたいのが、オンライン英会話をどのくらいの頻度で組み込んでいくか? ということです。お子さんのおうち英語の成長を観察していくと、自ずとあなたのお子さんに必要な比重が見えてくるのではないでしょうか?

わが家では、実践期に入ってからは、オンライン英会話のレッスンを週2回で設定しました。

週2回足らずのレッスンでは少ないと、ご指摘を受けるかもしれません。しかし、親子どもへの負担、そのほか現在おこなっている教材の利用なども考慮すると、これがわが家の場合、ベストではないかと感じています。

もし余力ができれば、週3回にステップアップさせることは考慮しています。

ようは完全にアウトプットに依存しない選択肢をとりました。なぜなら娘はまだまだインプットが重要な時期だからです。たくさん教材や市販や無料のツールを駆使してインプットしていますね。フルタイムで働いているわたしが娘に関われる時間は限れています。その中で、どのようにしようか自問自答しながら出した答えです。

脳外OTママ オリジナルコラム
「ワールドワイドキッズのTalk’n Playを1年体験してみて感じたこと」

親子で参加できるタイプのレッスンであれば、0歳児からでもオンラインレッスンに参加することは可能です。ただし目的は履き違えてはいけなくて、これはあくまで親がメインで指導されているものと思っています

ワールドワイドキッズのTalk’n Playがまさにそうだったのですが、どんなふうに子どもに英語で声をかけたら良いか、あるいは教材を使っていったら良いか、という気づきを得るためのものです。

子どもも一緒に参加できるように配慮しますが、期待される効果としては得るものは親の方が大きいです。

各時期でどのようなことに着目してやっていけば良いか? ポイントや配慮すべきことは?

導入前期

子どもはまだおそらく小さいでしょう。オンラインに慣れない場合は、まずこんなことから始めてみてはいかがでしょうか?

  • LINEやZoomで、おじいちゃん、おばあちゃんなど、会ったことのある方とビデオ通話をしてお話ししてみます。おじいちゃん、おばあちゃんに絵本の読み聞かせの様子を見せてあげたり、おうち英語に取り組んでいる様子を見せてあげても良さそうです。離れた方とお話できるツールがあるということを教えてあげましょう。画面を見続けることは難しいので、親が子どもの動きに合わせて対象者の姿を映してあげたり、優しく声をかけてあげて、無理のない範囲でならしてみたらいかがでしょうか。
  • 椅子に座ってアクティビティをして過ごす時間を作っていきましょう。お絵かきでも良いし、パズルでも、知育課題でも良いです。アクティビティは子どもに選んでもらい、少しの時間でよいので一緒に遊んであげましょう。これはオンラインレッスンで一定時間座って過ごすことに慣れるためです。まずは5-10分くらいから始めてください。もし専用の机と椅子があるようであれば、そちらを利用してください。お子さんが集中しやすいように、お片づけをしてすこしお部屋も整理しましょう。

導入後期

子どもは離れた人とも会話ができたり、お互いに顔を見合わせることができることを学びました。ここから、すこしずつお試しでオンライン英会話に挑戦してみましょう。

オンライン英会話スクールを調べて見ましょう

  • ミナさんのこちらのサイトはとてもよく調べられていてまとまっています。いくつか気になるスクールはありましたか?

ミナさんのオンライン英会話リサーチのサイトはこちらから!!

  • 次に気になったスクールの受講条件について確認しましょう。一部のスクールを除いてスタートはおおむね3歳以上になっているはずです。どんなレッスン内容が良いか考えてみましょう。
わたしがスクールを選択する際に考慮しているのはこんなところです!
  • スカイプなど特殊な環境を求められないか? 可能であればパソコンもしくはタブレットで受講できる
  • レッスン内容はテキストベースかしっかりした独自のプログラムがある
  • 親もレッスン中、そばにいても良い、あるいはサポートをしても良い
  • 適度にフリートークも入れてくれる

レッスン時に先生を選択できるかどうかについては考慮しても良さそうです。スクールによっては特定の先生を予約することができます。お気に入りの先生ができれば、その先生のレッスンを繰り返し受けていけば、お子さんもリラックスしてレッスンを受けられるようになります。性別の好みなどもあるかも知れません。最初はお子さんの慣れた相手でトライしていくとよいと思います。

あまりネイティブ、ノンネイティブは考慮していません。きれいな発音を獲得するに越したことはないのですが、7割近くの英語話者がノンネイティブであることを考えると、いろんな国の人と英語でおしゃべりできたほうが良いのではないかと感じたからです。(その代わり、きれいなネイティブの発音はインプットのときにたくさん聞きます)

無料体験レッスンを受けてみよう!!

無料体験レッスンを提供していることがほとんどです。1スクール1か月ほどの間でお試しをしてみてください。良いと思ったスクール2-3か所で無料体験レッスンを受けましょう。

どんな感触であったかは、レッスンを終えたあとに記録しておくとよいでしょう。

最終的な判断は?

おそらく最終的に子どもの反応、コスト、レッスン頻度、レッスン内容の4つからオンライン英会話スクールを選択することになると思います。

4つの要素のうち、何をもっとも優先すべきか考えておいてください。

わたしの場合は、子どもの反応を最優先させました。コストについては、レッスン頻度を抑えることでカバーできるので、そのようにしました。

この時期にどのポイントを優先させたいか、はっきりさせておきました。

実践期

「これで続けてみよう」というオンライン英会話スクールが決定しましたね。

おすすめは曜日と時間を固定しておこなう方法です。子どもの生活リズムも崩れにくい上、親もそれに向けてサポートしやすいです。予約が毎回必要なスクールについては多少この部分が乱れてもよいと思います。

子どもにはいつ、どの時間帯でオンライン英会話のレッスンを受けるのか、ということを伝えてあげましょう。不安な表情をしたり、拒否を示すような言動が聞かれる場合は、「そばにいてサポートするね」と安心できるような声をかけてあげましょう。

スクールによっては、ホームワークが提出されますから、予習・復習をしていきましょう。

振り返りの時間は大人がレッスンを受ける場合も、子どもがレッスンを受ける場合も必要です。わたしも毎回レッスン後には振り返りをしています。そして次のレッスンの前に、とくにフリートークをする場合は準備をして臨んでいます。お子さんの場合は、短くても良いので数分、一緒にロールプレイをしたり実施した内容について話してみるといいですね。レッスンの効果をアップさせるのにとても有効な方法です。

「自分から英語で話してみたい」という意欲的なお子さんの場合は難なく実践していけると思いますが、そうではない場合は、初対面の方と話すことに抵抗を示すと思います。いくつかレッスン前に下準備をして臨んでみてはいかがでしょうか?