使いこなせたら便利な表現 every…, no… を正しく学ぼう!
今回の記事では、
- everyone
- everybody
- everything
- no
- nobody
- nothing
- none
の各表現について学びなおしたいと思います。
注意すべきことをおさえながら学んでいこうか。
まずはeveryone, everybody, everythingから学ぼう
everybody, everyoneというと、何人かいる人の全員ひとりひとりをさします。
このようにeveryone, everybody, everythingは単数形で扱います。ですから、be動詞はis/wasを選択します。現在形の一般動詞には-s, -esがつきます。現在完了形ではhasを用います。
「全部が嫌い」というときはこのような表現は使いません。
二重否定はしません。基本的にeveryのつく単語は否定では使わないということを覚えておきましょう。否定の場合は、次で紹介するno, nobody, nothingを使います。
no, nobody, nothingについて
noとは?
noはゼロを意味します。否定的な意味で使います。
英語ではある事柄がまったく起こらないとか、あるものやひとがまったくいない、などといったすべての否定をいうときにnoを用いることが多いです。
わたしは誰からも好かれていない。
no one つまりゼロ人のひとがわたしを好きだという意味になります。ですから誰からも好かれていないのと一緒です。
わたしはひとつもアイディアを持っていない。
誰も英語が得意な人がクラスの中にいません。
テニスの試合でナオミに勝るものはいない。彼女は優秀なテニスプレイヤーだ。
- oneは不特定のもの。たくさんあるものの中からひとつ。
- itは特定、世界にひとつのもの。
no oneのoneも同じ意味で、不特定のひとやものをさしています。
一緒に覚えてしまうと便利ですよ。Itやoneは会話でよく使いますもんね。
nobody, nothingとは?
nobody, nothingは単数扱いになります。先ほどのeverybody, everythingと一緒です。nobodyはnoとbodyがくっついてできた言葉と理解していいでしょう。ですからゼロ人のひとno oneと同じ意味になります。
誰も~しない、という意味のことを言いたいときは?
英語では0人の人が~するといいます。つまり誰もしないわけです。
誰もわたしのことが好きじゃない。
これは二重否定になり、理屈としては肯定になります。Everyone likes me. ということになりますが、わかりにくいので避けましょう。
- 例文
誰もそのおじいさんを知りませんでした。
公園には誰もいませんでした。
誰も戦争に行って人々を殺したくない。
今朝学校に行ったら、そこには誰もいなかった。今日は日曜日だと言うことに気づいた。
何もないと言いたいときは?
nothingはnoとthingがくっついてできた言葉、つまりゼロのものです。何もない、という言葉のことを言いたいとき、英語ではゼロのものがある、という言い方をします。つまり何もないのです。
その箱の中には何もなかった。
わたしは英語の先生になるために英語を勉強し続けた。何もわたしを止められない。
恋人が昨夜亡くなった。いまわたしを幸せにするものは何もありません。
使い方が特殊なnone
noneはゼロのひとやものを意味します。noとの違いは、noは形容詞的に他の名詞の頭につけて使うのに対して、noneはそれ自体がゼロのひとやものです。使い方がとても難しい単語です。ほとんどの場合、none of something, none of some peopleというかたちで使います。
お金が全然残っていない。
動物実験は一切行われていません。
男の子たちは20歳を超えているものは誰もいなかった。
この記事の内容をおさらい
- everyone, everybody, everything
- no, nobody, nothing
- none
このポイントをおさえて応用していけば良さそう。
最初は滑らかに使えなくても、まず知識として持っておいてください。いくつものエクササイズや会話をすることできっと役に立つときがくると思います。
これらの表現はすごく便利なのですが、使い方を誤ると相手に伝わりにくくなります。