はじめに
5W1Hってどんなふうに習いましたか?
おそらく「疑問詞」と習ったのではないでしょうか。
- what
- where
- who
- when
- why
- how
これらは疑問文をつくるために用いられているわけではないですよね。
あたかも、疑問文を作るために存在していて、それは文頭にくる、という認識でいると、いつまでたってもこれらを使いこなすことは難しいでしょう。
今回の記事では、5W1Hについて詳しくみていきたいと思います。
英語の5W1Hの役割
5W1Hについて認識をあらためる
5W1Hについて、わたしは次のように考えをあらためました。
what | もの、事柄 |
where | 場所を示唆する |
who | ひと、人が誰かという情報を示唆する |
when | 時 |
why | 理由 |
how | 手段や方法、状態を示唆する |
how many ○○ | ○○の数 |
how much ○○ | ○○の量 |
how long | ものや時間の長さ |
how often | 頻度 |
5W1Hのやってしまいがちなミス
会話ではこんなパターンも「あり」です。
上記のパターンをオーソドックスなものに変えてみましょうか。
こんなふうになりますね。
③のinと⑥のdoingはうっかりすると忘れてしまいそうですね。
ですから、オーソドックスな言い方にする前に、平叙文だとどのような構造になり、それが疑問文になるとどうなるのか、ということを理解する必要があるのだと思います。
このように書き出すと、とても処理に時間がかかりそうだよ…
慣れてくると前置詞や動名詞が抜けるというミスは減ってくると思うよ!
疑問文を作ってみよう
Q : What sport does your mother play?
A : My mother plays tennis.
Q : Where does your mother play tennis?
A : My mother plays tennis in the park.
Q : Which park is your mother is in?
A : My mother is in the South Park.
Q : How old is your mother?
A : My mother is 37 years old.
Q : On what day your mother is very busy?
A : My mother is very busy on Friday.
Q : What is your mother tired of doing?
A : My mother tired of doing the laundry.
Answerの下線部の要素が、what, where, which park, how old, on what dayと一緒の内容になります。
まとめ
「疑問詞」というのはひとまず忘れて、5W1Hをフル活用してみたいと思いませんでしたか?
これはオンライン英会話で日本人講師の先生と話していてアドバイスされたことです。
日本語とは違って、英語ではもっとも言いたいことが文頭にきています。それは何かを説明するときも、結論から言って、そのあと理由を述べるという流れがくまれています。
先生からは
「日本語でも(完全でなくても)しばらくこのような会話パターンにしてみるといいですよ」
というアドバイスをもらいました。
思惑としては、「英語の発想に慣れる」ということがあると思うのですが、日本人英語学習者にはこういう考え方や方法も「あり」だなと感じたのでした。
次回は代名詞についてやりましょう。
英語は話し手が相手に伝えたいことを文頭に持ってくる性質があるので、
「わたしが質問したいことはコレ!!」
とすぐにわかりますね。