はじめに
ライムのBookの内容をこれから開始していきます。
グリーンのBookについてのまとめはこちらの記事です
すこしおさらいをしますと、ブルー・グリーンのBookでおもに扱われている時制はこちらでしたね。
- 現在形
- 現在進行形
- 未来形(will, be going to do)
Book6にはちらっと1つだけdid が取り扱われていましたが、メインで過去形、現在完了形を学んでいくのはライムのBook以降になります。
今回の記事では、ライムのBookから「三人称単数現在」「時制」について取りあつかいます。
これからライムCAPに挑戦していくから、繰り返し読んでる内容だよ。
最後まで読んでくれたら嬉しいな。
なぜ今さら「三人称単数現在」を取りあつかう!?
「こんなの当たり前じゃん!!」っていう方はスキップしてもらって大丈夫な項目です。しかし、なぜここで「三人称単数現在」を取りあつかったのかは説明したほうがいいですね。
「三人称単数現在」をあつかう理由としては、Book7-9にかけて、ほとんどの時制が「現在形」で書かれているからです。もちろん未来形や過去形、現在進行形もありますが、それ以上に現在形が多いです。
ブルー、グリーンのBookでやってきた内容をよりブラッシュアップさせるために、たくさんの現在形のパターンを取り上げているのだと思います。
子どもたちは大量インプットからこの規則を学んでいきます。この使い分けがスムースにできるようになるには「三人称単数現在」のイメージがつかめていないと、be動詞や一般動詞のかたちで誤ってしまうということが出てきますね。
基本はあなどらないで、頭で考えなくてもすんなり時制の変化についていけるようにトレーニングしていきたいものです。
学校で習った「三人称単数現在」ってわかりにくい…
学生時代によくわからなかったのがこちらの「三人称単数現在」ってフレーズです。
まず言葉の意味がわからない。
「3人なのに単数ってどういうこと?」って思いました。
こんなふうに覚えればいいですね
- 主語が単数なら動詞にsがつく
- ただし、Iとyouは例外
このパターンで悩むのは「現在形」のときだけではなく、「現在完了形」「現在完了進行形」のときのhave / has の使い分けにも関係してきます。さらに、to不定詞をあつかうときも、受動態をあつかうときも関係してきます。
単数形か複数形かちょっと悩んでしまうだろう単語は?
ちょっと悩むのが、peopleとeveryone, someone, anyone, no oneのフレーズですね。
ディズニー英語システムでも、今回のライムのBookでもしっかり使われていたのでここで復習をしておきましょう。
peopleは複数形のあつかいになります
peopleは複数形の扱いになります。
- Many people are watching the soccer game. (複数の扱いなのでbe動詞は are を用います)
The people clap.
The people cheer.
The people shout, “Hooray!” “Hooray!”
The lion temper comes out of the cage.
Book8 ページ32
上記の引用した文章では一般動詞が用いられていますね。複数形の扱いなので、一般動詞には-s, -esはつきません。
everyone, someone, anyone, no oneは単数あつかいになります
一方、everyone, someone, anyone, no oneはひとりひとりを指すため、単数形になります。一般動詞には-s, -esがつきます。
- Everyone wants to go to the camp.
- Everyone in this classroom was new.
- Every student in this class likes English. (単数なので一般動詞には-s, -esがつきます)
Look! Everyone is dancing and having a good time.
Book7 ページ52
こちらの引用した文章は単数形なのでbe動詞は is になっています。
このパターンも覚えてしまいたい!!
He doesn’t run. He doesn’t hide.
He walks right up to the lion’s cage.
He opens the door and goes inside.
Book9 ページ28
シンプルな 主語+ 動詞 のパターンのほか、3つめの文章にあるように、and goes inside と主語を省略したパターンです。この場合も、主語はhe なので現在形では一般動詞が-s, -es に変化します。こちらのパターンはこれ以降もよく出てきます。
いよいよ現在完了形が出てきます!!
基本的に確認しておきたいポイントはここです!
こちらのページはグーフィーたちと時制について学ぶことができます。
Goofy is going to paint. (未来形)
Goofy is painting. (現在進行形)
Goofy has painted. (現在完了形)
Book7 ページ8-9
グーフィーがペンキを入れたバケツを持っています。グーフィーは板に色ぬりを始めます。塗り終えてみると、ヒューイたちの目の周りがペンキ色になっています。
この時制の使い分けは、時間の流れと動きでマスターしていきたいところです。
こちらの記事も参考になります
時間視点はいつも「現在」にあるのが「現在完了形」です
時間視点、伝えたい気持ちの違いが「時制」の選択に左右します。
I saw the movie lust Sunday.
I = わたし にとって、last Sundayというのがとても重要な情報です。何週間も前ではなく、先週の日曜日です。過去形を使うときにwhenの情報はとても大切なことに気づきます。
I have seen the movie.
完全に今の自分の状況、今このときに視点が移っています。それがいつなのか、ということよりも、「現在」どうなのか? ということにスポットライトがあてられています。
現在完了形を使うときの時間の視点はいつも「現在」です。
強調したいときは省略形を用いない! こんなパターンもあります!!
… he disappears!
The lion tamer : Where is that cat? Where did he go?
Minnie : I do not know!
Clarabell : I do not know!
Book8 ページ39
ちなみにこのパターンが次のページでも続きます。
The disappearing Catが体の一部が出てきたり、隠れたりしておもしろいシーンですね。
ミニーやクララベルの「わたしにはわからないわ!!」という思いが強調させ、省略のI don’t know. ではなくて、I do not know! になっているシーンです。
まとめ
今回は「三人称単数」と「時制」について取り上げました。
ざっくりとライムCAPの到達目標はこんなところではないかと感じています。
- 時制の使い分けができる
- 三人称単数が理解でき、その場合は動詞のかたちを適切に変化できる
- to doのシンプルなパターンがあつかえる
- canが使いこなせる
- must be で確信が表現できる
- might が使える
- while, when, after, before などの接続詞を使える
- if 〜, S + would + post. / S + would + do 〜 if + post. の仮定法が使える
- make, let の使役動詞の使い方ができる
次回の内容もやり直し英語に役立つよう発信していきます。ぜひお子さんのCAP獲得に向けて役立ててみてください。