仮定法って苦手だけど…
今回の記事では、ディズニー英語システムのライムのBookより「仮定法」について取り上げます。
わたしはこの「仮定法」ってすごく苦手です。いまでも、オンライン英会話でこの表現を使えばスムースにいくときにスパッと出てきません。ですから、こちらの記事で、ディズニー英語システムではどのようにライムのBookであつかわれているのかまとめることで、日常の中で使えるものに変えていきたいと思っています。
それでははじめていきましょう!!
もっともシンプルなパターンは?
ディズニー英語システムであつかわれている仮定法のうち、もっともシンプルなもものはこちらだと思うので、まずこのフレーズから入っていきたいと思います。
I’d buy a round one if I were you.
I’d buy a long one if I were you.
Book7 ページ37
わたしがもしあなたなら、丸い風船を買うよ! わたしがもしあなたなら、長い風船を買うよ! と話している場面です。
if I were you という現実にはまずあり得ない内容なので、be動詞はwereを使っています。そして、wouldも使われていますね。こうすることで、現実から「離れた」イメージを出していますね。これを仮定法過去といいます。
仮定法過去のルールは?
If + 主語+ were + 形容詞+ 主語+ would + …
主語+ would + …if + 主語+ were …
どちらも同じ意味です。「帰結節」「条件節」がそれぞれ入れ替わっているだけです。
would, couldについてもおさらいしましょう
wouldはどんなイメージ?
もうひとつおさらいしておきたいのが、wouldです。wouldのイメージはモヤモヤした感じです。なんとなく、現実から一歩引いたようなイメージです。
一方、willは「意思」を表現しています。ふたつは対極的ですね。
wouldは「依頼するとき」「勧誘するとき」にも使いますね。そして、やや低い確信や控えめな言い方をするときに使われます。
I’d like three tickets, please.
I’d like some peanuts, please.
Book7 ページ33, 36
こちらの表現はI want to の丁寧な言い方として習いましたね。
couldはどんなイメージ?
couldはcanの過去形として用いる場合もありますが、couldはcanと意味的に違う部分もたくさんあります。couldが「能力があった」という意味で使われているときは、canの過去形ですね。
しかし、couldは仮のニュアンスを引きずります。「実際にはやらないのだけど、可能ではある」そんなニュアンスで使われることがあります。
彼氏の作り方は知ってるけど…
- I know I could get a boyfriend, but I’m too shy.
彼氏の作り方わかるよ!! でもわたしってシャイだし。(だから彼氏はつくれない)
実際に彼氏を作ろうとはしていないのでcouldが手伝って「仮のニュアンス」を出しています。
ディズニー英語システムのライムのBookではこんな表現がありました!!
If I were tall, I’d play basketball!! …I could throw the ball from very, very far.
Boo9 ページ24
ミッキーが背の高いバスケットプレイヤーになっているシーンです。そしたら、すごく遠くまでボールを投げられるのに!! と言っていますね。ぜひマスターしたい表現です。
まとめ
- 現在の事実に反する仮想 → 過去形で表す(仮定法過去)
- If + 主語+ were + 形容詞+ 主語+ would + …
- 主語+ would + …if + 主語+ were
- このように時制をずらして表しているのは、距離を作ることで心理的に「現実」から離れていることを表している。
わが家でも現実的にありえない話をするときはシンプルな方法で仮定法を使って語りかけをしています。
まずは短いセンテンスから話せるようになっていきたいですね。