はじめに
グリーンのBookになると、ブルーの内容に加えて以下のようなことを子どもたちは学んでいきます。
前回までの記事では、このようにグリーンの内容をまとめてきました。
それで、今回の記事では、to不定詞について学ぼうと思います。
ただし学生時代に習った名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法という知識は使わずに学んでいきたいと思います。
もっとシンプルに子どもの教材も参考にしながら、to doを使いこなせるようになりたいと思いませんか?
あるいは、子どもたちがどのようにto doを学んでいくのか知りたくありませんか?
この記事ではその疑問を解決していきます。
ディズニー英語システムではどのように to do を扱っている?
グリーンのBookで扱われている to do のリスト
まずはグリーンのBookを詳しく見ていきましょう。
ブックとページ数 | パターン | 形式 |
---|---|---|
Book4 P5 | love to do | verb + to do |
Book4 p44 | like to do | verb + to do |
Book5 p8 | want to do | verb + to do |
Book5 p16 | to do | noun + to do |
Book5 p22 | to do | noun + to do |
Book5 p26 | try to do | adjective + to do |
Book5 p26 | want to do | verb + to do |
Book5 p28 | to do | noun + to do |
Book5 p39 | to do | noun + to do |
Book5 p45 | start to do | verb + to do |
Book5 p49 | to do | noun + to do |
Book6 p4 | to do | noun + to do |
Book6 p45 | to do | noun + to do |
Book6 p48 | start to do | verb + to do |
- verb : 動詞
- noun : 名詞
- adjective : 形容詞
上記のリストを見ると、圧倒的に多いのがverb + to doとnoun + to do のパターンですね。
このうち、noun + to do のパターンでは、お決まりのフレーズのIt’s time to do something. のパターンです。このまま子どもも大人も使いこなせるようになると良いと思います。
verb + to do について学ぼう
ディズニー英語システムのグリーンのBookで verb + to do を振り返ろう!!
例えば、ミッキーやミニーたちが集まってどこに行こうか話しているこのシーンをみてください。
I want to go swimming. Who wants to come with me?
Book5 ページ8
ミッキーは「僕はスイミングにいきたいんだけど。誰か一緒に来てくれる?」と言っていますね。
スイミングはまだ行っていない=「これからやろう」って言っているのが伝わってきますね。
あるいは、ハイキングに出かけたガス・グースが疲れて休みたがっているこのシーンをみてみましょう。
He wants to rest.
Book5 ページ26
ガス・グースは今にも休んでしまいそうですけど、ミニーたちに励まされていますよね。
まだ休んでいない=「これから休みたい」というニュアンスがつきまとっているのはわかりますね。
They start to open the door.
Book6 ページ48
野球ボールが空き家のような建物に投げ込まれ、それを取りに行ったミッキーとミニーがドアを開こうとしているシーンです。
こちらも、verb + to do ですけど、「ドアを開けようとしている」という臨場感がverb+ to do を使うことでよりはっきりでていますね。
グリーンのBookでは、verb + to doのパターンはこの3つのみ!!
すごくシンプルなパターンなのでまずはこの3つからお子さんとマスターしたらどうかと思います。
さらに verb + to do をステップアップさせていくには?
こちらの動詞も使いそうなものはチェックして同じパターンで当てはめてみると良いでしょう。
動詞 | 意味 |
---|---|
dicide | あることをすると決意する |
paln | あることをすると計画する |
refuse | あることをすることを拒む |
learn | あることをするように習得する |
fall | あることをしそこねる |
hope | あることをするように希望する |
try | あることをしようと試みる |
promise | あることをするよう約束する |
agree | あることをするよう同意する |
offer | あることをするように申し出る |
forget | あることをするのを忘れていて、しない |
remember | あることを覚えていて、それをする |
これらの単語には「未来」のニュアンスがある動詞です。
noun + to do を学ぼう
ディズニー英語システムのグリーンのBookで noun + to do を振り返ろう
まず、こちらのドナルドが魚釣りをしているシーンを見てみましょう。
Donald is still waiting for a fish to come.
Book5 ページ22
ドナルドが魚が来るのを「まだか」と待っているシーンです。to come は直前の a fish を補っています。
こちらのシーンは、ミッキーたちが池に泳ぎにきて、水着を木に吊るして乾かそうとしているシーンです。
They’re going to hang the bathing suits in the tree to dry.
Book5 ページ39
are going to hang で吊るそうとしているシチュエーションが思い浮かびますね。to dry は the bathing suits in the tree を補っています。
こちらは It’s time to do something. のパターンです。これは絶対にマスターしてほしいフレーズです。
It’s time to eat lunch!
Book5 ページ49
to eat は time を補っています。
adjective + to do を学ぼう
ディズニー英語システムのグリーンのBookで adjective + to do を学ぼう!!
adjective + to do のパターンはこの1か所だけでした。しかし、シンプルなパターンを学ぶにはこれが一番わかりやすいです。
He’s too tired to climb another hill.
Book5 ページ26
こちらのシーンは、ガス・グースが山登りに疲れ果てている場面です。tired という形容詞を用いています。
何に疲れているのかというと、to climb 「登ること」に疲れている、というのがわかります。
すこし違うパターンでも adjective + to do を復習してみましょう
こんな感じで、形容詞と to do の間に for me, for kids のようなフレーズが入ることがあります。to do の直前にあることから、to do の主語にあたるものが me, kids であるというふうに解釈できますね。
英語では語順が大切ですね。
まとめ
いかがでしたか? ディズニー英語システムのグリーンのBookで取り扱われている to do のパターンは3つあります。
to do は会話の中で動詞を「補って」くれますので、誤ることなくスマートに使えるようになると良いですね。
たくさんの to do に触れるには、やはり「英語絵本の多読」がおすすめです。
お手持ちの絵本を見ながら、同じパターンで使われているものがないか、すこしだけ意識して読んでみるとおもしろいですよ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。