おうち英語でCTP絵本を活用!! 暗唱読みが得意に

はじめに

2021年8月、娘の3歳のお誕生日にCTP絵本のレベル1を購入しました。

英語絵本の多読がいい、という話は聞いていたものの、いろいろ試しては失敗もし、「娘に会うもの」と「娘に会うやり方」を模索していました。

CTP絵本はctmよりCD付きのものを購入しました。

もちろん 宮 幸江 先生 の著書も買いましたよ。

まずはお試し版のレベル1を購入し、娘の反応を見ました。こういった工夫があるので、ctm社から毎回購入しています。

案の定、リズミカルな歌とともに朗読される音源に魅了され、喜んで聞いてくれました。

あやちゃん
あやちゃん

わーい。この絵本おもしろい!!

これなら良さそう!! お誕生日にお試し版の6冊を除く、レベル1の絵本を追加で購入しよう。

脳外OTママ
脳外OTママ

購入後は毎日のようにCDの音源をかけ流し、就寝前の絵本の読み聞かせの時間に読むようにしました。

しだいにリズムで内容を覚えてしまい、簡単な内容であれば暗唱が可能となりました。 好きなキャラクターもでき、絵本を読むのが楽しい時間になったようです。

今回はCTP絵本の魅力について迫りたいと思います。

CTP絵本ってどんな絵本?

  • シリーズ

レベル1~3まで各48冊、計144冊。

CD音声付きはレベル1、レベル2は「歌、BGM付き音読、子供のリピート、チャンツ」の4パターン、レベル3は「朗読、子どものリピート、BGM付き音読」の3パターン。

日本語訳の付いたバージョンもあり。

  • イラストレーション

写真およびイラストです。ポップな色合いで、キャラクターもとても特徴があります。Five Little MonstersやもMr. Noisyなど、楽しいキャラクターがいっぱいですよ

  • 特徴

✔︎MathやScience、Socialなどのテーマが設けられている

✔︎マスターすべき基本動詞や前置詞、名詞がしっかり含まれている

✔︎表紙裏にBefore Reading, During Reading, After Readingの3つのパターンの子どもへの声かけと回答例が書かれている

✔︎繰り返しが多く、韻を踏んでいるため、覚えやすい

✔︎レベル別になっており、難易度設定がされている

どの程度のレベルなの?

リーダー本にあたるCTP絵本ですが、気になるのが文章量と内容ですよね。子供が気に入ってくれるかどうか、コストがかかるところなので気になるのではないかでしょうか。わが家はレベル1-A,Bとレベル2-A,Bがそろっています。具体例を挙げてみますね。

  • レベル1の文章量

ページ数は8ページ、1つの文章の長さは決して長くはありませんが、少ないものでは3センテンスほどです。数少ないですが10センテンス前後の文章量になるものもあります。

例えば、こちらは Five Little Monsters Went to School ですが、

Three little monsters went to school, waited their turns and followed the rule.

CTP絵本 Five Little Monsters Went to School

と、かなり長い文章となっています。

脳外OTママ
脳外OTママ

ちなみに、娘はこれをさらっと歌で覚えてしまったのですが、わたしはwaited their turns and followed the ruleの部分で必ずつっかかります、笑

娘は純粋に「音」と「リズム」、それにイラストを手掛かりに意味を理解している(文字が読めないため)ので、数回聞いただけで言えてしまうのでしょうね。

  • レベル2の文章量

ページ数は16ページ、1つの文章の長さはばらつきがありますが、多いものでは7センテンス程度です。長いものでは10センテンス前後の文章量になります。

例えば、こちらは Mr. Noisy’s Helpers ですが、

Who helps Mr. Noisy find a good book?

CTP絵本 Mr. Noisy Helpers

という感じです。

毎日繰り返しCDのかけ流しでインプットしていると、暗唱できるようになってきます。それは音で覚えた「記憶」が、イラストという「手がかり刺激」で強化して読めるようになるんですね。

脳外OTママ
脳外OTママ

子どもの様子を観察しているとおもしろいですよ。

だんだん上手に読めるようになってきた!

あやちゃん
あやちゃん

暗唱読みを楽しんでいる様子を公開します!!

こちらは動画ではないんですけど、娘とCTP絵本のレベル2-BのMr. Noisyを読んでいるときの音声です。

夜はパパ、ママ、あやちゃん(ときどきルルちゃんも)があやちゃんのお部屋に集まります。そして、英語絵本を中心に読んでいます。家族で楽しい英語に触れる時間です。

実は中学レベルのやり直し英語にも相性が良い

もともとアメリカの小学生が使うというCTP絵本ですが、やり直し英語にも適しています。子どもと読むときによく文法事項を確認して、声に出して読み上げていくと、こういう使い方ができるんだ、ということがわかってきます。レベル2くらいになると、関係代名詞や仮定法なども出てくるんですよ。

例えば、レベル2-Bには If a Tree Could Talkという絵本があります。

If a tree could talk, what would it say?

CTP絵本 レベル2-A   If a Tree Could Talk

仮定法が使われているわけですけど、こんなふうに伐採されそうになっている木が次のページでお話しているわけです。

Don’t chop me down; just walk away.

CTP絵本 レベル2-A   If a Tree Could Talk

子どもたちは自然をテーマに劇をしているのですね。木に扮した子どもが「わたしを切り落とさないで」と言っています。それが自然の声なのだということですね。

If a river could talk, what would it say?

“Don’t dump your trash; throw it away.”

CTP絵本 レベル2-A   If a Tree Could Talk

こちらの場面は子どもたちが川にゴミを投げ捨てようとしている場面が描かれています。川は「ゴミを捨てないで!」と投げかけています。

仮定法の基本

・現在の事実に反する仮想 → 過去形で表す(仮定法過去

・過去の事実に反する仮想 → 過去完了形で表す(仮定法過去完了

脳外OTママ
脳外OTママ

このように時制をずらして表しているのは、距離を作ることで心理的に「現実」から離れていることを表しているのだそうです。おもしろいですね。

まとめ

こちらの記事では、CTP絵本がどんな絵本なのかということと、中学レベルのやり直し英語にも良いということをお伝えしました。CTP絵本に興味がありましたら、こちらのctmのサイトから情報を得ると良いですよ。